2011年5月2日月曜日

ベトナムの翻訳・通訳のマーケットは?

この記事にベトナムにおける翻訳・通訳マーケット及びその相場を述べたいと思います。ベトナムには翻訳・通訳会社、フリーランスの翻訳者、通訳者が多くいますが、一番の問題はどのように品質を保証するかと思います。

翻訳・通訳会社
インターネットで「dịch thuật tiếng Nhật」(日本語翻訳)のキーワードを検索すれば、ベトナムの翻訳会社が検索結果に出ます。
会社規模、翻訳品質などはホームページで判断するしかありません。翻訳言語は、英語、フランス語、中国語、ロシア語、ドイツ語、韓国語、日本語のような主な言語以外に、タイ語、ミャンマー語、ラオス語などの東南アジア言語、イタリア語、スペイン語、ポルトガル語などのヨーロッパ言語もやります。しかし、問い合わせはベトナム語、英語しか対応できないと思われます。各会社のホームページにも、ほとんどベトナム語と英語であり、その他の言語に翻訳している会社が少ないです。
翻訳会社一覧とそのウェブサイトはこちらで参照してください。

翻訳・通訳するのは誰?
ベトナムの外国語大学を卒業した人だと考えられます。ほとんどの場合は、日本語能力試験の2級(Japanese Language Proficency Test旧式の2級、現在は新式であり、N1~N5があります。2級はN2相当です。)を持っています。優秀な翻訳者もいれば、正確に翻訳できない人もいます。したがって、品質保証は一番問題となります。
翻訳の場合、翻訳者を分類すると2タイプになります。
● 一つ目は、日本語関係の仕事の傍ら、副業として翻訳のお仕事をする人です。なぜかというと、翻訳のお仕事は単発が多く、給料もそれほどよくありません。代わりに、日系企業などに努めた方が、給料がより高く、昇進の機会も多いです。優秀な人材はこのタイプに多いと思います。しかし、「本業」もあるため、かなり時間制約があります。いつでも対応できるとは考えにくいです。
● 二つ目は、フリーランス翻訳者、学校を通いながら翻訳のアルバイトをする学生さんです。会社勤めではないため、時間制約があまりないですが、品質は一番不安でしょう。翻訳の腕がうまい人は早かれ遅かれどこかの会社に勤めると考えられます。立身を重視する社会においては、フリーランスの翻訳は一時的なお仕事と思われます。外国語学校を通う学生さんも自分の翻訳能力を磨き、将来良いお仕事に就職を考えるのがほとんどです。

翻訳会社は翻訳の注文を受けたあと、フリーランス翻訳者に依頼するようです。
自力で対応するのは、日本語学校しかないようです。もちろん、日本語学校の場合は、問い合わせも日本語対応できるため、料金がより高くなっています。翻訳品質は日本語学校が一番良いといえましょう。

翻訳・通訳の相場は?
翻訳の場合、マーケットプライスは2種あります。翻訳会社が言わばプロ(日本語教育者、日系企業の従業員など)を採用している場合は、1ページ150,000VND(500~600円程度)です。
翻訳会社が学生、フリーランス翻訳者を採用している場合、そのプライスは95,000VND(400~500円程度)です。
日本語学校の場合、1ページは20米ドルとなっており、普段の翻訳会社の約2倍です。
通訳の相場
視察、ツアーガイドなどの簡単な日本語の場合、1日80ドル、1時間20ドルです。
セミナー、商談、プロジェクト、技術専門などは、1日130ドル、1時間30ドルです。
正式な会議などは、1日170ドルです。
日本語学校の場合、一般通訳は1日150ドルで、専門通訳は1日210ドルです。
注意:
上記の価格は、翻訳会社と比較するとき少し高いかもしれませんが、それはあくまでも目安であり、税金をも入れて計算したものです。なお、ウェブサイトは古いデータが多く、物価が上昇し続けているベトナムでは、データ更新がしにくいです。直接問い合わせしたら、より高い新料金になるのが一般です。

フリーランスの翻訳者・通訳者を雇いたい場合は?
インターネットで求人広告を張ること、または、求職広告を検索し連絡するのが一般的です。
私の場合は、直接日本語学科のある大学で求人広告を出しています。
たとえば、ホーチミン人文科学大学で、無料で2日間の求人広告を出せます。ホーチミン人文科学大学との契約すれば、人材派遣してもらうこともできます。
また、少数ですが、日本語関係のお仕事のネットワークを利用して翻訳者、通訳者の確保もできますが、この方法はあまり望ましいものではありません。なぜかというと、フリーランス翻訳者が就職してしまい対応できないことが多いからです。

学生さんの翻訳・通訳はどうですか?
びっくりするほど優秀な人が多いです。現在ベトナムと日本との教育交流が多く、日本へ短期留学した人が相当います。短期留学(1年間コースなど)するため、成績が良くなければなりません。そのため、優秀な4年生がいます。将来のため、スキルを磨きたいから、仕事への熱心があります。
やはり、通訳・翻訳のお仕事は、母語(ベトナム語)能力が一番大事です。日本語の理解度はその次の不可欠なスキルです。努力して奨学金をもらえた学生さんはこのタイプです。

日本語学校に翻訳・通訳を依頼したいです。
その場合は、Googleで「"trường nhật ngữ" "dịch"」(「日本語学校 訳」)で検索しましょう。または、私が検索した一覧を使っても良いでしょう。

翻訳者ディレクトリー:3000人のプロ翻訳者名簿
日本在住したことのあるベトナム語翻訳者を検索できるサイトです。
「キーワードで翻訳者を検索する」をクリックし、「ベトナム」を入力すれば、そのキーワードを含む翻訳者一覧が出ます。約23件です(2011年5月始まり時点。)
注意:「ベトナム語」のキーワードを入れると、検索で一覧になる翻訳者数が少なくなります。「ベトナム」を含んでも「ベトナム語」を含まないプロフィルがあるからです。

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